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サンフランシスコから帰国。住み慣れた日本で奮闘する日々を紹介しています。


by olivexolivejp
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独立記念日

独立記念日_c0059191_12133394.jpg7月4日は、アメリカにとって、とっても重要な日です。
今から229年前。1776年7月4日の夜、アメリカの独立宣言の全文が大陸会議の全代表によって合意されたました。そして独立宣言はその後つづいて7月8日に、独立会館のバルコニーで朗読され、7月19日に大陸会議はこの独立宣言を承認し署名することを決めたのだそうです。
このアメリカにおける大陸会議の全代表の同意を「Independence Day (独立記念日)」と定めたのだそうです。

私の通うアダルトスクール(”アダルトスクール”ってどんな学校?⇒ 過去のblog「消防車に乗っちゃった!(アダルトスクールについて)」を見てみる)では、こういったアメリカの歴史、文化、習慣などを教えてくれます。
アメリカは移民の国ですから、アメリカのことをもっと理解し、もっと愛してもらうよう、こういった祝日や年間行事などの歴史を学校に通う他国からやってきた生徒に時間を作って教えてくれるのです。

昨日は、そのアメリカで最も重要な日、Independence Day(独立記念日)でした。
こちらでは一般的に、「4th of July (フォース・オブ・ジュライ)」と呼ばれています。
例えば、


Have a nice "4th of July" !  「よい (独立記念日の)休日を!」


といった感じ。


独立記念日は、学校も大抵の会社もお休みです。
大抵の祝日はぜーったい休みにはならない旦那ちゃんの会社(トレーニングセンター)も、この日は珍しく(!)お休み。^^
多くのお店も閉まってしまいます。
あ。でもショッピングセンターなどは開いてます。「4th of July Sale」の大バーゲンです。^^

また独立記念日の最大のイベントといえば、「花火(Fireworks)」です。
この日は、アメリカの至るところで花火が上がります。なかでもサンフランシスコの花火はN.Y.に次いで大きな花火、らしいのですが・・・。
その花火は、日本の花火に比べたら、本当に大したことはありませんっ。
日本の花火って、世界一だな~って、誇らしく感じられます。^^

この時期、サンフランシスコ(西海岸)は夏時間のせいもあって、夜の9時を過ぎてもまだ外は明るいのです。そんな中、9時を過ぎたころ、薄暗がりの夏空に「ドドン。ドドン。」と花火の音が聞こえ始めます。
ちょうど、日本の花火大会の日、6時くらいでしょうか、まだ明るいのに音だけが鳴り響き始め、その音を聞くとなんだか心が急いて、いそいそと川辺に向かう感じでしょうか。^^
「あ。始まるぞ。」と思わず笑みが零れます。

サンフランシスコの私の住む地域では、Stanford(スタンフォード大学敷地内)やWoodshore、Heyword などから花火が打ち上げられ、それらの花火を同時に複数の方向から見ることができます。

独立記念日の花火は、アメリカの人たちにとって、とても楽しみにしている夏の風物詩なのかもしれません。当日は、家族や友達が集まって、朝から湾沿いに広がる公園や高台などの一等地見物場所を陣取って、テントを張り、バーベキューをしながら花火の開始を待っています。
でも、サンフランシスコは「昼は暑く、夜は寒い」という極悪環境です。なかなか出来るものではありません・・・。
日中は35度くらいまで上がり、うだるような暑さ。ところが日が暮れると気温はぐんぐんと下がり、花火が始まる9時過ぎには、気温は15度くらいまで下がってしまいます。ダウンジャケットに毛布は必須アイテムです。
毛布に包まって、テントから顔を出し、見上げる花火・・・。

きっとそんな極寒を耐えながら見る花火も、彼らにとっては最高の花火なのでしょう。

”独立”と”自由”という言葉の偉大さを感じながら味わう、最高の花火なのでしょう。
by olivexolivejp | 2005-07-05 12:01 | サンフランの生活