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サンフランシスコから帰国。住み慣れた日本で奮闘する日々を紹介しています。


by olivexolivejp
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事件起こる!

先日私の住む静かな街、Belmont(ベルモント)に衝撃が走りました。
何かの違反を犯した違反者が逃走の末、警察に捕まえられ、射殺された。というのです。

私がその事件の全貌を知ったのは、事件が起きた3日後。旦那ちゃん情報からでした。

私たちはその現場をちょうどその時刻に通りかかったのでした。
そのときは、道路の脇に一台の自動車と、3台のパトカー。そしてTV局のバンが停まっていました。
脇見をするドライバーが多かったため、小さな渋滞も発生していました。
私たちのアパートのすぐそばの高速道路です。

その横を通り過ぎる時、珍しくTV放映車が来ていたので、

「あれ?TV局だ。 ”警察密着24時”かしら?」

なんて、のんきな会話をしていましたが、
数日後、その事件の真相を旦那ちゃんから聞いたときは、慄然としました。


事件の始まりは、小さな違反が原因で逃走した一台の車。
追跡劇の末、その違反者は、警察に捕まります。
しかし、警察の職務質問に腹を立ててか、警察官にむかって小石を2つ投げたら、35発の銃弾を打ち込まれ、死亡したというのです・・・。

日本では、逆に警察に対して大問題になりそうな事件ですが、アメリカではこれは立派な”正当防衛”なのだそうです。
(青島刑事は、ピンサロで一発ガベに向かって発砲しただけで、処分が下されたというのに・・・)

警察が、「動くな」といったことに対して、少しでも動いた時点で、警察は自分の身を守る権利があるのです。
相手も銃を持っている可能性があるからです。
しかも、打ち始めたら、相手が完全に機能不能になるまで(死亡するまで)打ち続けなければならない。と警察学校で教えられるのだそうです!
なんと、残酷な・・。と私なんか思ってしまうのですが、”手負いの人間”ほど恐ろしく卑劣なものはないのだそうです。

アメリカの映画で銃撃戦が長く続いたり、射殺するシーンで何発も何発も打ち込むシーンがありますが、きっとそういうことだったんですね。
一発打ち込んで、打撃を与える警官。「ガクン」と膝をつき、降参する悪党。
といった光景は、平和な日本だけかもしれません。


「銃」が当たり前のように身近に存在するアメリカの怖さを感じました。
by olivexolivejp | 2005-03-09 04:41 | サンフランの生活